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児玉高校だより

特別支援研修

 12/13に教職員を対象とした特別支援研修を行いました。

 今年度は公認心理師である茂木紀子先生をお招きして、「リフレーミングと3つの柱」という題材で講演と研修をしていただきました。

 リフレーミングとは、物事の捉え方の枠組みを変え、違う視点から見ることを意味します。一見ネガティブに見えることも、考え方を変えるとポジティブなものに切り替わることもあります。今回の研修では、教員同士での性格のリフレーミングや生徒の状態に関する個別事例のリフレーミング探究などをとおして、柔軟な思考の練習に取り組みました。

 人間の多面性を考慮し、決めつけに陥らず、常に正しく生徒のことを把握できるようになれればと切に思います。

 

 茂木先生、本日はありがとうございました!

本庄特別支援学校コラボ授業

 12/11に生物資源科クラスが本庄特別支援学校へ訪問し、農業の授業を合同で行いました。

 

 本庄特別支援学校では、作業学習の一環として農業体験ができるように農場を整備しています。少量多品種の育成を行っており、年間を通して色々なものが収穫できるようにセッティングされているようです。その中で今回は、大豆の収穫、にんにくの植え付け、とうがらしの収穫を高等部農耕班と共同で実施しました。

 どちらも農業には腕に覚えのある生徒同士ですから、交流もスムーズにいきました。また話し合いながら一緒に作業をしていると不思議と連帯感が生まれてきます。考えてみると、ポプラサロンやこども園などとの地域交流の機会が多い生徒達ですが、同年代と交流することはあまりなかったので、良い機会となりました!

 

 それから本日収穫したとうがらしは、後程加工して一味唐辛子とした後に寄贈していただくことになっています!代わりに児玉高校からは先日から準備していたひょうたんの入れ物を納入する予定です!ひょうたんの入れ物に一味唐辛子が入っていると、すごくお洒落な感じになりますよね! 

 本庄特別支援学校の皆さん、本日はありがとうございました!

【電子機械科】第2回チョコロボコンペ参加(全国チョコロボコンペディション)

令和6年11月28日に第2回チョコロボコンペが行われました。

チョコロボとはmicro:bitをマイコンとして使い、4足を模型用サーボモータで構成した四足歩行ロボットです。

単3電池4本で動くこのロボットはちょこちょこと足をバタバタさせて歩行します。構成も開発環境の導入も簡単です。

ただし、このロボットはすべて手作り。その上動かし方はノーヒントです。実際に前に進ませるには生物の歩様を再現する必要があります。

この大会はハードウェアの仕様は固定ですが、ソフトウェアは制限がありません。動かし方を研究し、大会2週間前に発表されるコースをいかに速く駆け抜けるかをオンラインで競います。

各校は学科も学年も違い、それぞれのバックグラウンドの違いから様々な視点によるアプローチがあり、それに対するコミュニケーションも豊富に行われます。学校間協働授業という位置づけでもあります。

今回の全国コンペは各校全く違うアルゴリズムで、同じ形のロボットでもかなりの差が出ました。

同じ課題に対する研究と探究を経ているだけに、各校が動かすたびに歓声が上がりとても見応えのあるコンペディションでした。

優勝は初参加の栃木県立足利工業高校でした。本校は残念ながら敢闘賞に留まりましたが、来年こそ悲願の優勝を目指します。来年度へ向けたコンペ委員会の動画↓

 

 

【環境デザイン科】 トレース技能検定試験2級合格!

環境デザイン科では、1年生でトレース技能検定4級を受検します。

今年度、希望により2年生2名が2級に挑戦しました。

2級になると1年生で受検する4級よりも図が細かく、曲線や破線も多く難易度が上がります。

過去問を中心に練習・添削を何度も繰り返し、2級に合格することが出来ました。

トレース技能検定2級の合格は、とても久しぶりのことです!

合格おめでとうございます

探究活動研修会

 12/6に県内外十数校の教員を交えた探究学習の研修会をオンラインで実施しました。

 これは本校を含めた、全国の探究学習の先駆校の探究担当教員が中心となって発足した研修会で、今回が初の試みのものです。

 本校では現在2年に渡り探究活動「こだま学」を続けてきており、全国的に見ても先進的な試みに挑戦しています。ようやく探究活動や地域 連携のノウハウがたまってきたところでもあり、ここで他校の教員も交えて交流会と意見交換を行い、さらなる活性化に繋げる狙いでした。

 お陰様で、交流会には全国から数十人に及ぶ参加者に恵まれました。その中では、探究学習の難しさや、地域資源の活用と連携等、多岐にわたる問題点や疑問点の交換が交わされました。教員がどこまで介入して指導を行うかなど、まだまだ議論すべき部分があります。

一方、意見交換の中で探究活動を通して良くなった部分も共通して見えてきました。本校でも最近の生徒の様子を伺うと、2年生などは当初と比べて遥かに発表慣れしてきていたり、探究の初期段階の疑問の持ち方やリサーチの方法など、確実に学習の効果が見られています。

 本校では今後も定期的な教員の研修等を行いつつ、これまでの蓄積を活かして探究活動に臨んでいきます。