児玉高校だより
「こだま学」歴史編第1回
前回までの総合的な探究の時間「こだま学」では、探究活動の集中トレーニングを行いました。
今回からは探究サイクルの1つ「情報収集」「整理・分析」のトレーニングの一環として、児玉地域の歴史を3回に分けて学びます。
5月25日(木)はその1回目。講演会形成で実施しました。
本庄市教育委員会文化財保護課早稲田の杜ミュージアムの松浦誠様に「木村九蔵と競進社~児玉高校の歴史を知ろう~」という演題でご講演をいただきました。
今年度開校した児玉高校は児玉白楊高校と児玉高校、2つの伝統校が統合して開校しました。今回の講演会では児玉白楊高校に注目し、前身である競進社蚕業学校や木村九蔵先生、児玉地域の近代産業『蚕糸業』について写真・イラストを用いて分かりやすく教えていただきました。
今回の講演会はオンライン形式で実施しましたが、生徒たちは耳を傾け事前に用意していたワークシートにたくさんメモ書きをしていました。
また、今回の講演会は地域包括支援センターと連携し「市民ポプラサロン」としても実施していました。10名の児玉地域の方々も講演を生徒とともに教室で聞いていました。
今回に限らず、「こだま学」と「市民ポプラサロン」をリンクさせて、地域連携を深め、地域課題の探究活動へのきっかけ作りになればと思います。
「こだま学」集中トレーニング②
5月18日(木)の総合的な探究の時間「こだま学」では、「プレゼンテーション(伝える)」のトレーニングを実施しました。
探究活動のサイクルの最後にある、「問い」の解決のために自分がしたことや考察した結果を他者に「伝える」というプロセス。このプロセスが次の発展した「問い」につながる重要な役割となっています。
今回も自分と向き合い、生徒自身の『好きなこと』をプレゼンテーションしてもらいました。
各クラスで班を作り、その班の中で一人一人プレゼンテーションを行いました。
最初は恥ずかしさもあったのか、プレゼンする側も声が小さく、聞く側も静かに聞いているだけでした。後半は慣れてきたのか、プレゼンした内容に対して積極的に質問をする生徒もいました。
今回の集中トレーニングで学び、体験したことを次回以降の探究活動に活かしてほしいと思います。
「こだま学」集中トレーニング①
5月11日(木)、18日(木)の2週にかけて、本校1年生の総合的な探究の時間「こだま学」で探究活動に必要なスキルのトレーニングを行いました。
11日(木)は「テーマ」「問い」のトレーニングを実施しました。
探究活動の核となる「問い(課題)の設定」。何もない状態から「問い」を立てるのはとても大変です。。。
今回は自分と向き合い、自身の感情とリンクするキーワードから「問い」を立てるトレーニングを行いました。
生徒たちは『楽しい』『好き』の感情からスポーツ、ゲーム、アニメなど…たくさんキーワードを書き出し、「問い」を立てることが出来ていました。
些細なことに疑問を持ち、そこから「問い」を立てる。一連の流れを生徒たちは学ぶことができました。
「こだま学」オリエンテーション
本校1年生の総合的な探究の時間では、児玉地域の課題をいかに見つけ、生徒主体で探究し解決していくための地域学「こだま学」を行っています。
4月27日(木)は体育館にて、オリエンテーションを行いました。
担当の教員からこだま学や探究活動の方法など、これから生徒主体で行っていく活動の確認を行いました。
その後、現時点で児玉町のことを生徒たちがどのくらい知っているのかを「児玉町クイズ」として3択問題で実施しました。
生徒たちはよく考え、答えのエリアに走っていくなど、有意義な時間となりました。
今回の児玉町クイズの内容以外にも、児玉地域には歴史・文化・偉人など学ぶべきものがたくさんあります。生徒たちにはこれからの探究活動を通し、地域を知り交流することで郷土愛を育んでほしいと思います。
マイスターによる「ハンダ付け」実技指導
ものつくりマイスターによる実技指導
5月9日(火)電子機械科1年生「工業技術基礎」の時間にものつくりマイスターの田口さんを迎えて、講義とチップ部品(3mmほど)のハンダ付け指導を行いました。例年、年度末に実施していた実技指導を、今年度は、年度初めに行い、授業で行うハンダ付けに活かす目的で実施しました。生徒たちは、小さな部品をマイスターの指導のもと丁寧かつ綺麗にハンダ付けていました。これから、始まる「工業技術基礎」の中で活かしていきましょう。
「ほきいち祭」ボランティア参加
第1回「ほきいち祭」ボランティアに参加
5月5日に本庄市児玉町で生まれた郷土の偉人「塙保己一先生」の誕生日を祝う「ほきいち祭」に本校生徒19名がボランティアとして参加しました。製作体験(絵馬、クッキー、粘土、版木刷り)のボランティアとして参加した生徒たちは、来場した人たちに丁寧に説明し、楽しく体験をして頂きました。今回の体験をとおして塙保己一先生のことを知り、今後の高校生活に活かしていただければと思います。
離任式
令和5年度5月2日(火)に離任式をリモートで行いました。昨年まで旧児玉高校に勤務されていた2名の先生方にお越しいただき、1名の先生はリモートで参加していただきました。
生徒総会
5月2日に生徒総会を実施しました。行事報告や行事計画案などが審議され、承認されました。
今年度初めて全クラスが体育館に集まりました。
【1年生・普通科】ものづくり基礎スタート
今週から、通常の授業時間割がスタートし1期生の生徒も高校の授業がスタートしました。
今年度から、本校1年生普通科では、農業と工業の基礎知識を学ぶ「ものづくり基礎」という科目があります。
この科目は学校設定教科「ものづくり基礎」の科目で、農業・工業の専門教員から「ものづくり」に関する基礎技能を学び、そこから課題解決力を身に付けるという目的の授業です。県内唯一の普通科・農業科・工業科を有する本校ならではの科目です。ここから、課題解決能力はもちろん、将来の進路についても学んでもらいます。
初日の今週は、各学科のお話や施設の見学などを行いました。
1年後、どんな学びの成果があるか楽しみです。頑張りましょう!
開校式並びに入学式
4月10日(月)、開校式並びに入学式を実施致しました。
県議会議員齊藤邦明様、同じく県議会議員飯塚俊彦様、本庄市長吉田信解様、また、多数の御来賓の方に、御出席いただき、盛大に実施することができました。
はじめに、高田教育長より、教育委員会のことばをいただき、新生 児玉高校がスタート致しました。
続いて、クラス担任による入学許可候補者の呼名が行われ、中山校長により、児玉高校への入学が許可されました。
埼玉県では初となる普通科・農業科・工業化の3科を備える本校で、広い視野と豊かな経験を活かし、沢山の事を学び、成長していって欲しいと思います。
新入生のみなさん ご入学おめでとうございます